富士山トレイルマップシリーズ
国内最高峰ということだけでなくその美しい山容により世界中の登山者を魅了する「富士山」。2013年には世界文化遺産にも登録され、その魅力は世界中に発信されています。
登山道も古くから整備され、現在は主に「吉田ルート」「須走ルート」「御殿場ルート」「富士宮ルート」が毎年多くの登山者で賑わっています。
2020年は残念ながら新型コロナウイルスの影響により登山することは叶いませんが、「富士山」への思いを募らせる多くの登山者に向けて「TOTEMAP」が書き起こした4本の登山道のイラストをiPhoneケースとして仕上げました。
デザインは4つの登山ルートを手帳両面タイプの全面にレイアウト。カラーバリエーションは「アイスブルー」「ピスタチオ」「マスタード」「エアグレー」の4色のアースカラーをご用意しています。
吉田ルート
なんといっても一番人気なのが富士スバルライン5合目からスタートする「吉田ルート」。富士山に登る登山客の半数以上が吉田ルートを利用しているとも言われています。標高差が比較的少なく、6合目から先は登山道と下山道が分かれているため、登りやすく降りやすいルートになっています。
須走ルート
御殿場からもアクセスしやすいのが「須走ルート」。比較的穴場と言えるルートで混雑度が低いのが特徴ですが、スタート地点は2000mと低く、山頂までの標高差は1720mと登り甲斐のあるものになります。序盤は富士山登山ルートの中で唯一森の中を上り、単調な景色になりがちな登山道の中では変化に富んだルートとなっています。
御殿場ルート
須走ルートと同じく御殿場市街からのアクセスとなる「御殿場ルート」。山頂までの標高差は全ルートの中でも特に大きな2275mとなることに加え、前半は足が砂に埋もれて歩きにくく、比較的難易度の高いルートと言えます。下りは「大砂走り」と呼ばれ快速下山できる部分があり、技術と体力があればかなりの短時間で下山できる、二面性のあるルートです。
富士宮ルート
吉田ルートに並ぶ人気のルートが「富士宮ルート」。スタート地点となる富士山スカイラインの5合目は標高2400mと最も高い場所にあり、標高差は登山ルートの中で最小の1315mとなります。一方で富士宮ルートには階段や岩場が多く、標高差の割に難易度は高いルートとも言えます。登頂したポイントが富士山頂の「剣ヶ峰(3776m)」まで最も近いということも富士宮ルートのもう一つの魅力です。