世界遺産の街をセレクトしたクリアファイルの9枚セットです。1枚あたり330円と大変お得になっています。

セット内容

• クリアファイル：プラハ／チェコ
• クリアファイル：ヴェネツィア／イタリア
• クリアファイル：バルセロナ／スペイン
• クリアファイル：ドゥブロヴニク／クロアチア
• クリアファイル：ベルン／スイス
• クリアファイル：アムステルダム／オランダ
• クリアファイル：吉野／奈良県
• クリアファイル：パリ／フランス
• クリアファイル：ハバナ／キューバ

プラハ／チェコ

ヨーロッパのほぼ中央、チェコ共和国の首都プラハ。11世紀以降のさまざまな時代様式の建築物が残る街は世界遺産に認定されています。ヴルタヴァ川と周囲の丘に守られ、15世紀に完成したカレル橋は19世紀まで旧市街と周囲をつなぐ唯一の橋でした。20世紀、第二次世界大戦においてチェコは苦難の時代を迎えますがプラハの街は大規模な戦火を免れます。戦後は長らく社会主義体制が続いたことにより高度経済成長に巻き込まれることもなく、地形と歴史的な巡り合わせがこの美しい街並みを現代に残してくれたのです。

ヴェネツィア／イタリア

5世紀に開かれた水上都市ヴェネツィア。交通の主役は船で建物への出入りも運河から。中央をS字型に走るメインストリートのカナル・グランデ（大運河）にはバスやトラック、タクシーに相当する船たちが行き来し停泊しています。今でこそ4本の橋が掛かっていますが最初の橋ができたのは17世紀になってから。ここヴェネツィアで運河は渡るものではなくまさに「道」なのです。

バルセロナ／スペイン

19世紀、産業革命により過密化したバルセロナの街は徹底した都市計画のもとに拡張されました。一辺133mの正方形と広い街路に統一された区画は住む人に等しく通風と採光を与え、さらに交差点の角は大きく切り取られ広く明るい印象を与えています。サグラダ・ファミリアをはじめとしたガウディの建築も点在し、歴史と先進性を併せ持つ独特な雰囲気をもたらしています。

ドゥブロヴニク／クロアチア

「アドリア海の真珠」とも謳われるほど美しいクロアチアの港町。隣国ボスニア・ヘルツェゴビナの唯一の海港であるネウムを挟んだ飛地の状態が長らく続きましたが、2022年7月に本土側と結ぶペリェシャツ橋が開通したことで初めて「陸続き」となったのでした。

ベルン／スイス

中世ヨーロッパ都市の姿を今に伝えるベルン旧市街。美しい街並みを残すことで世界文化遺産にも登録されています。12世紀、この街は防衛上の理由から三方をアーレ川に囲まれた丘の上に造られました。街は現代的な首都機能を求めて時代と共に西側に拡張されましたが旧市街はその姿を残します。アーレ川は街を守るだけでなくその文化も現代まで守り切ったのでした。

アムステルダム／オランダ

「世界は神が造ったが、オランダはオランダ人が造った」と言われるように、国土の1/4を干拓地が占めるオランダの首都がアムステルダムです。中央駅を基点として放射状に張り巡らされた運河沿いの建物は流通に便利だったため、間口の広さに応じて税金がかけられました。このため運河沿いに現在も残る家並みはどこも間口が狭く、奥行きの長いつくりになっています。

吉野／奈良県

絶景として名高い吉野の桜。奈良県の中央部、吉野川南岸から青根ヶ峰までを吉野山と呼び、尾根沿いの道は金峯山寺の門前町を形作っています。桜はその本尊である蔵王権現の神木とされ、周辺の尾根や斜面には平安時代より参詣者らによって献木が続けられました。山全体を染め上げるほどの見事な光景は長年にわたる信仰の賜物なのです。

パリ／フランス

エトワール凱旋門がそびえ立つシャルル・ド・ゴール広場を中心として、12本の通りが放射状に延びているのが印象的なパリの景観。この街づくりは19世紀半ばに当時のセーヌ県知事オスマンのもと大規模な都市改造が行われたことによって実現したものです。劣悪だった生活環境や都市衛生の抜本的な改善に成功し、統一感のある都市景観が形成されたパリの街は近代都市建設のモデルとなり、やがて「世界の首都」と呼ばれるようになりました。

ハバナ／キューバ

マイアミから南に300kmほどのカリブ海に浮かぶ「キューバ共和国」。かつて貿易の拠点として繁栄を極めた島はアメリカの影響が強かった1950年代の終わりに起きた革命により資本主義社会との交流を絶たれました。首都ハバナの街では時代が止まったかのようなクラシックカーが今も現役で走り、歴史が残した光と陰を物語っています。